「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」 Tohoシネマズ府中
主人公のスーパーナチュラルな体験談を主観として描いて、ちょっと風変わりな映画であった。
虎と一緒に漂流なんて出来るわけがないとの解釈も終わりにでてくるが、どのように捉えるかは鑑賞者次第だ。
東洋的な哲学が漂うが、秀作をきちんと作り続けているアン・リー監督のベスト作品といえる。
映像が圧倒的に素晴らしい。
ファンタジーといった次元を越えてパーフェクトの映像美。
登場する虎はすべてCGとは恐れ入るが違和感はない。
演技者も大変な時代になったとつくづく感じる。