Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『牛乳屋フランキー』『砂の上の植物群」

中平康−日活デイズ− シネマヴェーラ渋谷(9/24-10/14) 才気走る!とはまさに中平康監督のことを指す。 『牛乳屋フランキー』は日の出の勢いだった日活映画の余裕! 日活映画を頓活映画として、太陽族映画などセルフパロディの連発は空前絶後ではないか! 『…

『監督失格』Tohoシネマズ六本木

AV監督である平野勝之監督は、ぴあフィルムフェスティバルに3年連続入賞している根っからの自主映画の映像青年であった。 林由美香は亡くなってから有名になったAV女優である。(自分が知った範囲では) AV作品で極私的な関係を描いた作品があるとは知らな…

『浪人街』『竜馬暗殺』新文芸坐

追悼・原田芳雄ようやく時間が取れたので鑑賞する。 共に黒木和雄監督作品。 黒木和雄監督と原田芳雄のコンビは名作揃い。 大人の顔合わせという感じがする。 この二人の早い退場は、現在の日本映画の大きな欠落となってしまった。 黒木和雄 1930年11月10日−…

大人の映画 黒木和雄×原田芳雄

東京ヴォードヴィルショー『アパッチ砦の攻防』紀伊國屋ホール 

噂に違わず緻密な構成でマンションの一室に多彩な登場人物が出入りするシチュエーション・コメディーの傑作であった。 三谷幸喜って、繊細で一点もおそそかに出来ない気難しい人と思えた。 それでなければこんな作品は生まれない! 1996年に初演以来、6度目…

シチュエーション・コメディーの傑作

台風15号の大暴れで大丈夫かと懸念されたが、

千葉県館山の波左間へダイビングに行った。 ダイビングの1回目は、高根というポイント。 ここには海底神社がある。 主のようなコブダイがウロウロしている。 神社の周りにはお魚がいっぱいお参りしていました。 2回目のダイビング。 ここでのお楽しみは、ジ…

台風15号が猛烈な勢いで東京を襲い、

日本全国を駆け抜けた! 3.11の東日本大震災で、初めて東京という都市の脆さが『帰宅難民』とい現実の事態を招いたが、 半年たってまた同じ事態が起こるとは! 3.11の時は、熱海の温泉でのんびりしてたので、今回は初体験となった。 強風と雨により鉄道が夕…

『ハラがコレなんで』フィルムセンター 

ぴあフィルムフェスティバルのオープニング特別プレビュー 低成長時代どころかマイナス時代の日本に生きる応援歌! 誰もが驚く出産の行方がこうゆう結末になるとは! クランク・アップが3月6日とのこと。 石井裕也監督の感性と予見に感服した。 仲里依紗が妊…

京橋FC『鉄路の白薔薇』30分前だったが定員超えで入れず無念!

方向変換で『アジョシ』(丸の内TOEI)を観る。 ウォンビンひとりで成り立った映画だが、アクションのもって行き方が際立っていて素晴らしい! 無念を晴らして満足じゃ! ウォンビンといえば韓流四天王(ペ・ヨンジュン、チャン・ドンゴン、イ・ビョンホン…

『裁かるゝジャンヌ』京橋フィルムセンター 

映画史の勉強と思って観たが、大感動してしまった。 顔!顔!顔!のクローズアップの連続のリズム。 死に対する恐怖と純粋な聖なる信念との葛藤がリアリズムをもって迫ってきた。 ピアノの生伴奏付きが素晴らしかった。 映画は勉強するものではないし、作品…

9.11 東日本大震災から半年。

アメリカの同時多発テロから10周年のメモリアルディ。というメモリアルとは関係なく。 久々に映画3本はしごする。シネマヴェーラ渋谷で特集・「中島貞夫 狂犬の論理」 東映のプログラムピクチャーは見逃している作品多数あるので観ていきたい。 『脱獄広島…

『松元ヒロライブ ひとり立ち』明治安田生命ホール

日本で最高峰のスタンダップコメディアンだ! 爆笑の間の観客のうなずきの連呼が凄い! 50〜60歳代の革新系労組、教職員の支持か多い感じがする。 政治家もこの語りと呼吸を見習うべき! 基本はその思想性だけどね。 今日本で求められているストレートな心情…

下町ダニーローズ『ベニスの商人?〜火焔太鼓の真実』

池袋のシアターグリーンにたどり着くまでが大変だった。 立川志らく主宰の下町ダニーローズの芝居は、正直にいって前に「ふたり〜愛の名言集」を観た時に、 大林宣彦の映画愛に溺れて、これはついていけないと思っていた。 落語の立川志らく師匠は、最近富み…

『卒業』観た。

午前十時の映画祭選者は、アメリカン・ニューシネマ嫌いである。 やっとダティン・ホフマンが主演だからか『卒業』『真夜中のカーボーイ』が今回選ばれている。 ニューシネマといわれてもいまの若者はピンとこないであろう。 私にとっては『燃えよドラゴン』…

『囁きのジョー』京橋フィルムセンター 

特集・逝ける映画人を偲んで2009-2010 斎藤耕一監督を偲んでということであるが、亡くなってから銀座シネパトスのレイトショーが追悼ではちょいと寂しかった。斎藤耕一監督のデビュー作。 フランス映画のテイスト。 麻生れい子もフランスの女優のようだ。 吉…

『津軽じょんがら節』京橋フィルムセンター 

公開年以来の再鑑賞だ。 登場人物の生い立ち、関係性、風土まで過不足なく描かれてイマジネーションを刺激する。 荒々しい津軽の海の映像と海潮音と津軽三味線の三位一体。 ATG映画の極北の輝き! 監督・脚本/斉藤耕一 脚本/中島丈博 撮影/坂本典隆 音…

『狂い咲きサンダーロード』京橋フィルムセンター

特集「逝ける人を映画人を偲んで2009-2010」故山田辰夫 石井聰亙監督の作品は、食わず嫌い映画が多い。 当時は石井聰亙と言えば同年代の自主映画界のホープであったが、荒っぽい映画作りが体質的に避けていた。 羨望と嫉妬なのかな。 アメリカの若手は歓迎し…