Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

中村登監督特集『河口』『我が家は楽し』シネマヴェーラ渋谷

中村登監督のモチーフでもあるのか絵画をめぐる二本立でした。 『我が家は楽し』は、数年前にも鑑賞したが、母が山田五十鈴で姉の二人が高峰秀子と岸恵子であれば我が家は楽しいはずである。 (父は笠智衆だ!) 『河口』は『斑女』の姉妹編のようだが、岡田…

『古都』シネマヴェーラ渋谷

川端康成の原作も読まず、山口百恵引退作品も観ていない。 こちらは中村登監督で岩下志麻が生き別れた双子の姉妹を二役演じる。 聞き分けのない子供をしかる親のセリフ「おまえは橋の下で拾われてきた!」 京都の呉服問屋に何不自由なく育った良家の娘は、こ…

中村登監督特集「顔役」「斑女」シネマヴェーラ渋谷

毎回意外なキャスティングとオチにやられます。 「顔役」の佐田啓二のペテン師はまだしも高千穂ひづるには参りました。 「斑女」は倍賞千恵子(新人)の関西弁まるだしの不良娘!地方都市でも都会でもその地域の魅力に溢れて感心する。 「顔役」は、山形の典…

自宅にて花火鑑賞!

今年の夏も間もなく終わる。

中村登特集 『集金旅行』『波の塔』シネマヴェーラ渋谷

昭和30年代の旅情を満喫する。 映画は旅だ!『集金旅行』は、徳島での岡田茉莉子のピョンピョン跳ねる阿波踊りがチャーミング! アチャコの踊りで佐田啓二が振られるのも納得。 岡田茉莉子のかわいらしさの絶頂期だな。『波の塔』は、調布の深大寺と山梨の下…

シネマヴェーラ渋谷で中村登監督特集

『いろはにほへと』『夜の片鱗』を鑑賞。 『いろはにほへと』は、金融バブルを描いたピカレスク作品。 佐田啓二が翳のある悪党であれば、伊藤雄之助は頑固一徹の不器用な検事役で対決、橋本忍の脚本であるから目が離せない。 『夜の片鱗』は、近年中村登監督…

これは役立ちそうだ!

名付けてシータ棒だって

ローレン・バコールが亡くなった。

1924年9月16日 - 2014年8月12日 それほど出演作は多くないがハリウッド・ビューティーの代表格 「The look」と言われたクールな眼差しのスタイルを崩さず長らく女優であり続けた。

『箱根山』神保町シアター 

川島雄三の晩年の映画だが、「青べか物語」に続く脇役勢ぞろいの贅沢な登場が楽しい。 東野英治郎と西村晃(のちの黄門様二人!)が特にお気に入り! レジャーに湧く箱根というのが懐かしく、ノスタル爺イ。

『悪魔とミス・ジョーンズ』『嵐が丘』(1939)シネマヴェーラ渋谷

『悪魔とミス・ジョーンズ』は、抜けのいいHD上映で最良のアメリカン・デモクラシー映画を楽しんだ。 日本未公開作品だが思いっきり笑えたし、期待以上の内容で大満足! ニューヨーク近郊の海水浴場の混雑ぶりに目を見張る。 『嵐が丘』は16mm上映でプリ…

『動脈列島』

公開当時は東映の『新幹線大爆破』と同時に企画が重なった。 新幹線をゆするサスペンス映画の競作だが、内容的には『新幹線大爆破』の圧勝だった。 『動脈列島』は、脅迫から犯行の実行まで時間をかけ過ぎで犯人の行動がユルすぎる。 一方で犯人は、国鉄総裁…

『モンテカルロ』『終着駅』 シネマヴェーラ渋谷

『終着駅』(1953) デビット・O・セルズニックがジェニファー・ジョーンズにねだられてヴィットリオ・デ・シーカに撮らさせた作品。 デビット・リーンの「旅情」('55)と同じく、イタリア男とのつかぬまの情事と道徳的葛藤。 ネオリアリズモの巨匠、デ・シ…

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」 丸の内ルーブル

銀座の一等地にある丸の内ルーブルがひっそりと閉館となった。 最後に劇場で公開されたヒット作を最後にリバイバル上映している。 もちろんすべて35mmフィルム上映だ。 フィルム上映であることをうたうのもなんだか時代にとり残され感が漂うのである。 こ…