2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧
時代劇の粋と美学 〜大映京都の二枚看板・田中徳三と三隅研次〜 前半の田中徳三作品を鑑賞した。 三隅研次は都合付けず今回はパス。■『疵千両』 昭和35年 白黒 監督:田中徳三 出演:長谷川一夫、香川京子、小林勝彦、河津清三郎、弓恵子 ■『鯉名の銀平』 昭…
作品賞と監督賞に「リンカーン」のスティーヴン・スピルバーグ監督が獲らなかったところが番狂わせ。 大方は意外性のない授賞式だった。 ハリウッドに大きな恩恵を与えているスピルパーグは、アンチ派もまた多いということなのか? 作品賞:「アルゴ」 監督…
今回はS・スピルバーク監督の『リンカーン』が本命のようだが自分なりの予想をしてみる。 ◎は本命、○は対抗、△は穴◆作品賞 ・『愛、アムール』 マルガレート・メネゴス、シュテファン・アルント、ファイト・ハイドゥシュカ、ミヒャエル・カッツ ・『アルゴ』…
すでに四日間完売の満員御礼だそうだ。 安倍政権に戻って毒舌絶好調、麻生太郎のモノマネはスタンダップコメディの究極の芸だな。 小沢昭一へのリスペクトも見応えあり。 ただ難を言えば団塊の世代周りのウップンばらしではなく世代を広げてほしい。 このま…
キャスリン・ビグロー監督の力技でみせるこの作品は満員御礼。 観ているうちにこの展開は忠臣蔵ではないかと確信した。 最後に遺体の確認(忠臣蔵では首実検)もあるしね。 重たいけれどしたたかにエンタメなのだ。 仇を取るための犠牲者ははるかに多いのだ…
昨年はアデルの圧勝だったが今年はどうだったか? 結果としては、ゴティエの「サムバディ・ザット・アイ・ ユースト・トゥ・ノウ 〜失恋サムバディ(feat.キンブラ)」で年間最優秀レコード賞と最優秀ポップ・パフォーマンス賞のダブル受賞。 アルバムの『メ…
やっぱり鈴木英夫監督のスタイリッシュな作風が光る! 銀座で働く女性のカッコよさ(司葉子輝く!)、いろいろな意味で搾取する男たちのいやらしさ。 ちょっと不安感をあおる音楽も印象的。 メリハリのある映画にもっと浸りたい!銀座シネパトスはいよいよ3…
銀座の広告代理店が舞台の『この場所に女ありて』を観たばかりだが、 地下鉄に乗ると東京にオリンピック誘致の広告だらけの車輌だった。 近頃いたるところで「2020年東京オリンピック」のフレーズを見かける。 ついこの間までは「がんばろう!日本」「−絆−つ…
主人公のスーパーナチュラルな体験談を主観として描いて、ちょっと風変わりな映画であった。 虎と一緒に漂流なんて出来るわけがないとの解釈も終わりにでてくるが、どのように捉えるかは鑑賞者次第だ。 東洋的な哲学が漂うが、秀作をきちんと作り続けている…
あぁ舞踏会のシーンは映画美の極致だ、国宝級の映画遺産だなぁ。 バート・ランカスターとクラウディア・カルディナーレのワルツにアラン・ドロンも嫉妬の冷や汗! 最近読んだ新書「仲代達矢が語る日本映画の黄金時代」によるとカンヌ映画祭では『切腹』が前…
「拳銃(コルト)は俺のパスポート」野村孝監督 「殺しの烙印」 鈴木清順監督 日活のハードボイルド作品を今週は続けて鑑賞。 60年代後半のヨーロッパ調のモダンでクールにスタイリッシュな作品。 何よりも宍戸錠の日本人離れした肉体の魅力だ。 「拳銃は俺…
志らく師匠の予告では、 一席目、中盤に新しい演出。 二席目はお馴染み。 三席目は年に一回の落語。 進化するかどうか。 とのこと。(twetterより) 「締め込み」 立川志らべ 「笠碁」 立川志らく 「寝床」 立川志らく −仲入り− 「たちきり」 立川志らく 「…
落語家の立川談春が芝居にチャレンジということで、内容も良くわからずチケット購入。 吉本興業の今田耕司に放送作家の鈴木おさむが異色の芸人とタッグを組む舞台の第四弾ということらしい。 名刺をもらってあなたはどこまでその人物を覚えていますか? 受け…
みごとなキティちゃんのペインティング!
落語好きな役者は多い。 相島一之もそのひとりで、役者としてよく知らないが志らくの落語につられて来場した。 40代後半で役者としても油ののったところであり、志らく師匠とほぼ同世代だ。 最初のやや長い二人のトークが同世代の気楽さで楽しめた。 共に幼…