『兵隊やくざ』@神保町シアター
親父の大好きな映画だったな。
戦中派が社会の中心だった時代に、戦争中のいやなことをすべて映画で憂さを晴らしてくれたのか。
冒頭に有田上等兵が戦後帰国して回想している。
生き延びたことが前提になっており、軍隊に逆らって大暴れも安心して観られる。
勝新太郎の水を得た暴れぶりと田村高廣の頭脳プレイにバデイ映画としてこんなに痛快な映画はざらにない。
満州という中国やソ連との戦争状況のなかにあって、ひたすら軍隊の理不尽な階級差別に立ち向かう不敵さがたまらない。
殺し合うのではなく殴り合う。
増村保造監督は第1作のみと思ったらシリーズ最後の第9作を監督していた。
1.『兵隊やくざ』 : 監督増村保造、1965年
2.『続・兵隊やくざ』 : 監督田中徳三、1965年
3.『新・兵隊やくざ 』 : 監督田中徳三、1966年
4.『兵隊やくざ 脱獄』 : 監督森一生、1966年
5.『兵隊やくざ 大脱走』 : 監督田中徳三、1966年
6.『兵隊やくざ 俺にまかせろ』 : 監督田中徳三、1967年
7.『兵隊やくざ 殴り込み』 : 監督田中徳三、1967年
8.『兵隊やくざ 強奪』 : 監督田中徳三、1968年
9.『新兵隊やくざ 火線』 : 監督増村保造、1972年
監督/増村保造 原作/有馬頼義「貴三郎一代」 脚本/菊島隆三 撮影/小林節雄 音楽/山本直純
出演/勝新太郎・田村高廣・淡路恵子・内田朝雄・成田三樹夫 大映/1965(103分)
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