Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

2012-01-01から1年間の記事一覧

2012年8月18日京王線の国領駅から調布駅間が地下駅化された。

計画開始から9年掛かりの事業であった。 前日の17日は、最後の地上駅の見納めとして駅構内や駅の周辺は大賑わいであった。 特に鉄道ファンでもない自分であっても、明日から変わる風景には記憶に留めておきたい。 大人も子供も男も女も関係なく大勢の人たち…

柳家喬太郎×田中泯『死神』紀伊國屋ホール

ホールに着くとちょっと高い高座に驚いた。 これは仲入り後の「死神」のための舞台設定になっていた。 落語の「死神」は、三遊亭円朝がグリム兄弟の「死神の名付け親」を下敷きに創作したといわれている。 喬太郎師匠は、今回ではグリム童話の原点に近い形で…

追悼 山田五十鈴 新文芸坐 8/22〜31

とっぷり通いたかったが、行けたのは2日間 8/22『昨日消えた男』『待って居た男』 8/24『樋口一葉』『歌行燈』 池袋は遠いのだ。 なんとも贅沢な二本立て。 戦前の山田五十鈴の美しいこと、そしてなんとチャーミングなこと! 五十鈴姉さんの美しさは日本女…

『Virginia/ヴァージニア』 ヒューマントラストシネマ有楽町

コッポラ版『世にも怪奇な物語』だが、脚本は誰か別の人が良かったのではないだろうか? 『地獄の黙示録』でも傾向としてあったが、主人公の混沌がコッポラ自身の混沌になっている。 コッポラは、ハリウッドの喧騒から離れて、ヌーベルパーグ派のような独自…

『The Grey 凍える太陽』@丸の内ピカデリー

冷房のガンガン効いた館内で極寒の中のサバイバルを味わう。 ロケーション効果は絶大だが動物好きとしては、ちょっとつらい。 トニー・スコットが製作総指揮だったのか、男性の好むアクション映画を追求してたなぁ。 8月19日にアメリカ・ロサンゼルスで自殺…

「喬太郎の古典の風に吹かれて6」 らくご@座紀伊國屋

柳家喬太郎が敬愛する先輩師匠をゲストとする噺と芸談ショー。 今回は人間国宝の一龍斎貞水師匠が招かれた。 落語「仏馬」 柳家喬太郎 初めて聴く噺だった。 檀家まわりで酔っ払った坊さんが、帰り道にちょうど繋がれていた馬を見つけ、荷物が重いのでこの馬…

柳家喬太郎+一龍斎貞水

あらかわ遊園に行ってきた。

都内でおそらく一番小さい遊園地である。 都電荒川線にのって行く。 ランドマークの観覧車 スカイツリーも近くに見える。 空中サイクリングも子どもにとっては楽しい。 小動物園もあり、動物と触れ合うことができる。 なんと牛も飼われている! 釣り堀も併設…

『談志が舞い降りる三夜』紀伊國屋ホール

最終日は立川談笑。 談笑と談春はよく間違えられる。 もしくは、二人がごっちゃ混ぜにされているかも知れないという。 談志が死んだという実感がないという。 その談春兄さんが、追悼コメントをまったく発していないので、こっそり自宅に匿っているのではな…

第三夜 立川談笑

『談志が舞い降りる三夜』 紀伊國屋ホール

第二夜は談志が(最も)愛したピン芸人ヒロ・マツモトもとい松元ヒロ! ※談志師匠はいつも松元ヒロのことをヒロ・マツモトといったのはこの時代の人の特徴。ペギー葉山とかトニー谷とか。 ※(最も)とは東京新聞の取材で自分から付け加えたという自虐ネタだが…

『談志の舞い降りる三夜』@紀伊國屋ホール

第一夜は立川志らくで投票による二席。 三位の「源平盛衰記」と一位の「居残り佐平次」というGOODセレクション! 談志師匠のこの二席は残念ながらCDでしか聞いていない。 CDで聴く「源平盛衰記」は、若き日の談志師匠が当時の時事ネタを折り込みながら勢いよ…

『ニーチェの馬』 下高井戸シネマ

ニーチェは、「ツァラトゥストラはかく語りき」「善悪の彼岸」などの著書名や「神は死んだ」という有名な言葉は知っていても、その哲学はさっぱり知らない。 しかし、この映画にはそんな知識は不要であったが、込められた意図は恐ろしい。 聖書の創世記では…

『プロメテウス』Tohoシネマズ府中

大ヒット映画の人気にあやかった前日譚を映画は多いが、『エイリアン』シリーズの第1作が傑作であり、謎が多かっただけにその回答が観られるのかという期待が大きかった。 第一作の監督であるリドリー・スコットが、再び取り組んだだけあり面白い作品となっ…

『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』 銀座シネパトス

90歳の報道写真家がいることを知った。 福島菊次郎は今も現役の写真家でひとり暮らしである。 この生涯現役の反骨のジャーナリストの足跡と現在を追ったドキュメンタリー映画だ。 24歳で終戦を迎える。広島で招集されたが8月1日に宮崎県に移動しており、原爆…

デジタル・ハリネズミ

ちょろちょろ撮ってみるが、イメージ通りに撮れない手ごわさ。 通常は没写真だがこれでも良しするしかない。 【夏祭り】 【街角】 【銀座】 【電車】

トイカメラの“デジタル・ハリネズミ”(通称デジハリ)を衝動買いしてしまった。

なんだか普通にきれいに撮れるカメラとは別な写真を撮りたくなった。 (DIGITAL HARINEZUMI 3.0 水色の限定バージョン購入) 小型でまさにおもちゃのようだがデジタルカメラなのだ。 但し、撮影したところの加減が、かなりアバウトでアナログチックなのだ。 …

あまりにも暑い日が続くので川遊びがしたくなった。

長瀞に行くのは初めてで、川下りでもして涼みたいと思った。 パソコンでレジャーの検索するとラフティングもやっているようだ。 妻が昔オーストラリアでラフティングの経験があり自慢げに勧める。 当日は9時に電話予約となっており、電話をするとすんなり予…

伊豆諸島との神津島から銭洲へ向かう途中にゴンドウクジラと遭遇した。

野生のクジラと泳ぐという貴重な体験をした。 その動画篇にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村

『ニュープリントで蘇った名画たち』神保町シアター

『むかしの歌』 石田民三監督の作品を初めて観た。 冒頭のゆっくり移動する蒸気船に歌がかぶさり始まる。 物語は、大阪の何不自由のない商家の娘がたどる思わぬ運命。 江戸から明治になって身分制度も価値観も大きく変わった時代背景が登場人物の生活の中か…

伊豆下田から東海汽船に乗って神津島に渡る。

神津島と大物の魚がいる銭洲に2日間のダイビングだ。 前日神津島に泊った宿の船長とともに早朝より銭洲に向かう。 銭洲は神津島から船で2時間程かかる岩礁のポイントだ。 1時間程航海中に船長が「おや何かいるな?」と船の先を示す。 イルカ?クジラ?ま…

『ダークナイト ライジング』 新宿ピカデリー

ダークナイトを変換したらダークな意図となった。(笑) 久々にいち早く観たい映画の登場で金曜日の初日に馳せ参じた。 想像を超えた興奮の映画体験を味わった。 この感覚は『ターミネーター2』の初日鑑賞以来のこと。 クリストファー・ノーラン監督は、こ…

『女人哀愁』

神保町シアター「ニュープリントで蘇る名画たち」 見合い結婚で主婦として幸せの家庭を築きあげられると思ったら、嫁ぎ先の家では義理の父母、小姑から女中並みの扱いでこき使われて、夫は妻をほったらかしの状況にある。 ここで主人公(入江たか子)は、古…

『故郷(ふるさと)は緑なりき』

神保町シアター 「ニュープリントで蘇った名画たち」 真っ当な純愛映画であった。 東京の大学に行った海彦(水木襄)が恋人の雪子(佐久間良子)からの電報で汽車に乗って帰省するところから、二人の関係の回想が始まる。 二人の出会いは新潟の柏崎から長岡…

6月末に行った小笠原諸島ツアー

父島、聟島列島のダイビング映像を編集し終えた。 それにしても、濃厚なブルーの世界である。ドルフィンスイミング小笠原の魚たち沈没した船ケータ列島のマグロ穴南島上陸ケータ列島のクマザサの群れにほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村

『青べか物語』神保町シアター

黒澤明信奉者であったから、山本周五郎作品は昔にいろいろ読んでいた。この小説も読んでいてずっと見逃していた作品だった。 千葉県浦安(映画では浦粕となっている)ののどかな漁師町が舞台となっている。 京葉工業地帯が出現する直前の高速道路もこれから…

新文芸坐落語 『新作落語大会−SWAを継ぐ者は− 』

「おじいせん」 三遊亭粋歌 だめんずばかり引いてしまう女が新たに合コンに参加するが、そこはおじいさん専用の合コンであった。 「夜汽車」 三遊亭駒次 この落語家は鉄道オタクとのことで、北海道の親子熊によって停止した列車が舞台の噺。 「自殺自演」 林…

立川志らくのシネマ落語「シャイニング」 @紀伊國屋ホール

前座なしで登場。 まくらでは、立川談春のテレビ番組について、また立川談之助の本についてなど。 「金明竹」「不動坊」を続けて二席。 仲入りの後「鰍沢」を演ってシネマ落語「シャイニング」となる。 鰍沢からシャイニングのつながりは予想出来るが、金明…

東伊豆の富戸でダイビング。

今年は2月以来2度目。 先日は梅雨明けとなり、猛暑到来でうんざりしたが、今日は一転して肌寒い! 伊豆に向かう途中には小雨も降り出し、半そででは寒いぐらいだ。 伊東市の先の富戸にのんびり到着。 透明度は悪いとの情報が入る。 潜ると確かに悪いな。 …

『花咲く港』 神保町シアター

木下恵介監督のデビュー作品だが初見になる。 黒澤明監督と同時期にデビューして、両者とも期待の大型新人と騒がれて以後、永遠のライバルとなった。 『姿三四郎』は何回も観たが、この作品は初めてというように、学生時代は黒澤明信奉者であった。 風光明媚…