『ラッシュ／プライドと友情』 TOHOシネマズ府中

『小さいおうち』に続けて観たが、こちらは二人のF1レーサーのライバル物語。
1976年のF1グランプリの壮絶なタイトル争いに集約する。
クライマックスは日本グランプリの富士スピードウェイ！
ニキ・ラウダのあの事故とそれによる風貌は記憶にあるが、ジェームス・ハントのことはあまり知らなかった。
全然映画にはでなかったが、マリオ・アンドレッティの方が記憶にあるかな。
さて映画であるが、性格もレースに関する考え方も好対照の二人である。
ちょっとしたセリフや仕草が極めて絶妙に描かれているから物語に引き込まれる。
脚本のピーター・モーガンの素晴らしさによるものだ。
『クィーン』『フロスト×ニクソン』『裏切りのサーカス』等の名脚本家の実力はたいしたもの。
監督のロン・ハワードは、『アポロ13』と同様にメカに強い男を描くのも強みだ。
最大の効果は音響設計！
F1レースの臨場感を映画館の大画面で真ん中の席で味わう。