第14回平成特選寄席 赤坂区民センター
今回のこのメンバーは普通の落語会ではないハイテンションの可笑しさに包まれた一夜であった。
「牛ほめ」 立川らく人
前座としては、ギャグもしっかりいれて、今回一番まともかも。
「幇間腹」 立川こしら
副業として盗聴器探しのバイトをしているというマクラから観客のつかみも構わず暴走気味。
志らく一門というより円丈一門の弟子といっても差し支えないかなりはみ出た落語だった。
「粗忽の釘」 春風亭一之輔
前にこしら、うしろに白鳥、この放射線にやられたのか。
聴き応えのある本格派が弾けて、ハイテンションで爆笑の一席。
−仲入り−
「隅田川母娘」 三遊亭白鳥
禁断の核ミサイル使用か!
東京のど真ん中にいらっしゃる一家をほぼ実名登場させる新作らくご。
この一家のお方たちを本に不自由で可哀そうと思っているのか、からかっているのか。
真意はよくわかりませんが、タブーという意識は薄い。恐いもの知らず?
一週間前に考えた新作だとか。
「火炎太鼓」 立川志らく
開口一番「白鳥は右翼に刺されます」の一言で、すぐに噺に入る。
得意の噺であるが、いままでのメンバーでみると本日は普通に思えた。
口直しの一席で終了する。