『近松物語』フィルムセンターと『イージー・ライダー』有楽町スバル座
スペシャルな映画のはしごでクリスマス間近でにぎわう銀座を横断!
それにしてもこの輝かしいイルミネーションは何だろう。
とても電力不足で計画停電していた国とは思えない。
フィルムセンターの香川京子特集はなかなか行けなかったが、
ようやく溝口健二監督の『近松物語』を再見することができた。
これほどパーフェクト!と言い切れる映画はざらにはございません。
近松門左衛門という日本文化のレベルの高さを示す戯作をもとに
日本映画全盛期の最高の粋を結集させた国宝的映画だ。
追い込まれて行けばいくほど、悲劇が恍惚に変わっていく。
死を覚悟することで今を生きる。
死を恐れぬ達成感というのは日本人の美意識というか死生観なのか。
震災後の日本人の生き方にも感ずるものがあった。
『イージー・ライダー』
意外に古さを感じなかった。
ロードムービーとしてアメリカの横断風景と音楽が楽しめた。
ピーター・フォンダのスリムなカッコよさ。
デニス・ホッパーは『地獄の黙示録』のキャラクターとかぶる。
コッポラは『イージー・ライダー』を意識していたかのがわかった。
ジャック・ニコルソンの若さよ、歯の白さよ!
チョッパー・バイクには憧れたなぁ。
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