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映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

第8回大手町落語会 日経ホール

「親子に友と、なぜか天丼」というタイトル
このタイトルについて、なぜ天どんなのかに、噺家のみなさんがふれていた。
三遊亭天どんは、さすがに円丈師匠仕込みの噺家さんでした。
喬太郎師匠が、自分の立ち位置がわからなくなるとぼやいていたのが可笑しかった。
しかし、天どんの「再編家族」をネタに、さん喬一門と円丈一門の再編につなげるところがさすがうまい!
柳亭左龍師匠は「酢豆腐」。
若旦那キャラの切れ具合は最高でした。
入船亭扇辰師匠は、初めてだったが「団子坂奇談」という噺も初聴き。
根津近くの団子坂は知っていたが、怪談噺でした。
クライマックスで、エッというオチでした。
喬太郎師匠は「路地裏の伝説」という新作を披露、いつも新作を披露していただき、完成度も高い!
体型もそうだが、今本当に脂がのっている。
さん喬師匠は、以前には円丈師匠に誘われて新作をやったこともあったとか。
毎年、この時期に、アメリカで大学生に日本語で落語を教えているとかで、
「ぞろぞろ」をネタに落語教室のおはなし。
そしてトリに「百年目」、素晴らしかった。
番頭の役割をとうとうと話す旦那、やさしさが沁みる。
さん喬という旦那に、喬太郎、左龍という番頭衆なのか。
さん喬一門は良いですね。

10時近くの終演で時計を見て驚いた!
天どん、左龍、扇辰、喬太郎、さん喬のこんなにバランスの取れた充実の夏休みは満足です。
もう夏休みはおしまいです。(ウソです)

≪演目≫
「再編家族」   三遊亭天どん
酢豆腐」    柳亭左龍
「団子坂奇談」 入船亭扇辰
仲入り
「路地裏の伝説」 柳家喬太郎
「百年目」    柳家さん喬

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