『SUPER8/スーパーエイト』は、素直にみれば、照れくさいぐらい、わかり易い映画でした。
スピルバーグが少年時代に観た映画への憧れをフィルムで表現したように、今度はスピルバーグの映画で育った世代がスピルパークへの憧れを表現したオマージュ映画ですね。
演出も内容もスピルパークの初期の映画にあったぞといえる表現ばかりだ。
エイリアンだけが『クローバーフィールド/HAKAISHA』に近いかな。
パンフレットによると、監督のJ・J・ブレイラムズは、20歳違いだが、青年時代に自主映画でスピルパークと面識をもち、そのきっかけでスピルパークの自主映画の補修作業にかかわったとある。(この補修作業とはなんなのだろうか?)
1979年が時代背景になっていて、スリーマイル原発の事故のアナウンスがちらりとあるが、これは3.11の後で入れたように思える。
スピルパークは「1941」を公開したが、期待の割には大コケし、これからスピルパーク・バッシングも出始める。
「スターウォーズ」「未知との遭遇」(1977)の公開後、アメリカも日本も一大SF映画ブームに湧いて、大量のSF映画少年を生みだした。
ちなみに「E.T.」は1981年公開だ。
日本では、8ミリ映画と言えば、スーパー8というよりは、フジカシングル8だな。
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