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映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

新藤兼人特集・新文芸座

御年88歳で現役最長老の映画監督新藤兼人監督特集
日本映画の黄金期を支えたのはまず脚本ありき。
新藤兼人の脚本特集
安城家の舞踏会」 (1947年)
戦後の華族没落を描いた作品だが、今見ると華族は日本になじまないあだ花のようにも思える。
原節子の台詞は、懐かしいような今ではとても聞くことの出来ない文化遺産になっている。
あたらしい時代に取り残される者、生き方を変えて乗り越える者を共感を持って当時受け入れられたのだろう。
キネマ旬報ベストテン1位
「偽れる盛装」 (1951年)
京都の花柳界でたくましく生きる京マチ子とその家族を描く。
当時の京マチ子の存在感は今見ても素晴らしい。いま京マチ子のような女優をみることは出来ない。
この作品も時代や社会を踏み越えて行く者、踏みとどまる者を踏切という境界線で象徴している。
キネマ旬報ベストテン3位

安城家の舞踏會 [DVD]

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偽れる盛装 [DVD]

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