Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

2005-01-01から1年間の記事一覧

「運命じゃない人」ユーロスペース

本年度ベスト1候補のウィルメイドな作品だ。 脚本・監督は内田けんじ。PFFのスカラシップによる長編映画デビューだが、この力量は只者ではない。日本映画の期待の新人の登場だ。 練り上げたシナリオのうまさが素晴らしい。 良い映画の基本は、脚本である…

「オープン・ウォーター」シネクイント

スキューバ・ダイビングで海に取り残されたダイバーは、生きていけるか? と言うワンアイデアで作られた低予算のインディーズ映画。 大海原にぽつんと取り残された人間の非力さと恐怖を描いて全米で大ヒット。 なるほど、誰も助けてくれないという絶望に打ち…

暑中お見舞い申し上げます。

「春風亭小朝独演会」調布・グリーンホール

早々とチケット完売した小朝の独演会。 満員御礼だったが、客の乗せ方がなのか、本人の乗り方がいまいちのように感じた。 林家正蔵襲名披露でも同じネタだった「涙をこらえてカラオケを」だったが、小朝ってすごいというものが感じられなかった。だいたいあ…

「アイランド」新宿ミラノ座

公開2日目 2回目の回7割の入り。 今年は、SF映画の当たり年だが、うれしい夏だ。 予告篇からして、70年代のSF映画のテイストを感じる。 それは、当たっていた。 「THX−1138」「ソイレント・グリーン」「ウエスト・ワールド」「コーマ」など…

調布市花火大会

毎年恒例の調布市花火大会。 最近は、都内で最も早い花火大会として知られている。 はじまる前に震度5の地震! ついに来たか!と慌てるほどの大きな揺れだった。 花火は、曇天ながらも毎度のことながら、景気よく、ド派手な打ち上げ花火でした。 日活撮影所か…

[演劇]伊東四朗一座〜急遽 再結成公演〜

「喜劇 芸人誕生物語」池袋・サンシャイン劇場 軽演劇の面白さ爆発! 伊東四郎を始めとして、三宅裕司、小倉久寛、渡辺正行、東貴博、そして春風亭昇太の豪華出演者、面白くない訳がない。 のっけの伊東四郎と小倉久寛のカラオケから大いに笑わせてもらう。 …

今日はいちにち自宅で休息。 読みかけの石黒輝「死都日本」を読み終える。 異常気象、地震、土砂災害と立て続けにおこる現在の日本にはタイムリーかつ衝撃度の高い作品だ。ある意味では、「ノストラダムスの大予言」と「日本沈没」の洗礼を受けた中学生時代…

「大銀座落語会」銀座ガスホール

「上方落語がやってきた!」ということで上方落語会の噺家が50人以上来るそうだ。 7/16〜7/18の3日間およそ30ブロックの落語会が行われるが、前売り券もほぼ完売だ。 自分が観れたのは、この銀座ガスホール【特別企画B】 第一部<色恋・西と東> 金原亭馬生…

「バットマン ビギンズ」新宿ピカデリー

「こうもり男の事始」であるが、アメリカン・コミックのヒーローの生い立ちを明らかにして新シリーズの復活をはかった。ティム・バートン監督が築き上げたゴッサム・シティのイメージを払拭して、クリストファー・ノーラン監督はもう一つのアナザーワールド…

昨日、家に帰ると、「スターウォーズ ジェダイの復讐 特別編」を放映していた。正式には、「スターウォーズ ジェダイの帰還」が正しい。「指輪物語」の影響ありというか、ジョージ・ルーカス版「指輪物語」の完結編だ。 「SWエピソード3 シスの復讐」を観…

携帯を3年ぶりぐらいに買い換える。 時代は変わりほとんど写真機能付きだ。 携帯カメラで誰もがバシッバシッはイヤだと思いながら、思いっきりカメラ機能の重視された最新携帯D901isを購入してしまった。 デコメールって何? iモードもきれいで見やすくなっ…

「宇宙戦争」の本編上映の前に来年の正月映画「キング・コング」の予告篇をやっていた。 あの「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督の最新作だ。 ご丁寧にも、監督自身が最初に出てきて口上を述べる。 えらい痩せて別人のようだ。 しかし…

今年ももう半分が過ぎた。 一年は早い。 6月は前半が涼しく、後半が滅茶苦茶暑い。湿気も高い。 梅雨なのだか、梅雨でないのか? 一方で日照りで水不足、一方では集中豪雨。 明日から7月、今年は猛暑なのか? 異常気象は続くのか? ブレイクタイム!

今年も半分

「宇宙戦争」日劇1

全世界公開同時封切りの初日。 ネタバレ注意。 今年の2大SF映画大戦争の「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」とこの「宇宙戦争」を早くも観てしまい。少し寂しいミーハーなおじさんです。 極秘内容だったこの作品、とは言ってもH・G・ウェルズ…

「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」TOHOシネマズ 府中

先々行上映 日本公開初日 1回目を観る。 1977年第1作目「スター・ウォーズ」(日本公開は1978年、1年間待たされた!)に堂々と輪につながるジョージ・ルーカス戦記の完結だ。 23年間かけてここまで世界中の期待に答えて、テンションを揚げた映画はいまだかっ…

「志の輔らくご21世紀は21日」明治安田生命ホール

前々から行きたかった立川志の輔のらくごのライブ。 明治安田生命ホールは、駅からも近く、紀伊国屋ホールのような窮屈さもなくて、落語を聴くには心地よい。 志の輔「お菊の皿」、まくらで日韓首脳会談、若貴兄弟時事ネタ。杉田かおるが六本木で夫を蹴り飛…

「交渉人 真下正義」パルコ調布キネマ

「ジャガーノート」「オデッサファイル」「フランシス・レイ」「ミシェル・ルグラン」「深夜プラス1」犯人が与えるヒントから犯人はおそらく40歳台だろう。 しかし、犯人の犯行の動機も犯人の正体も最後まではっきりわからないのではエンターテインメント映…

「エレニの旅」ユーロスペース

巨匠テオ・アンゲロプロスの最新作。 エイゼンシュタイン監督の「戦艦ポチョムキン」で有名なロシア革命の始まりとなったバルト海のオデッサから戦争孤児の難民としてギリシャにたどり着くところから始まるエレニの物語。 苦難のなかでなんとか掴んだ夫と子…

[演劇]劇団民藝「山猫理髪店」紀伊国屋サザンシアター

別役実の戯曲、海峡にのぞむ流行らない一軒の理髪店が舞台。 海峡ということで海が背景にあり、理髪店は理髪用の椅子と回転塔というシンプルなセットが良い。ちょうど望遠レンズでのぞいた感じの舞台になる。 しかし、この理髪店、土地から追い出され、出前…

世界びっくりニュース

[東京 13日 ロイター] 映画監督スティーヴン・スピルバーグは小泉純一郎首相を「映画スターのようなハンサム」と誉めたが、将来首相を自分の映画に出演させるかという記者団からの質問には、言葉を濁した。 スピルバーグはトム・クルーズ主演の新作「宇宙戦…

不愉快なこと。 この国の首相は、ひとの意見には耳を貸さず。靖国問題 ことの重大性には責任を持たず。反日感情 重要問題は放り投げ。年金問題 自分のやりたい事は説明なし。郵政民営化 対立する意見は薄ら笑い。国会答弁 おだてあげればこの軽薄さ。自分は…

「ホステージ」新宿ミラノ座

この「ホステージ」とか「フォーガットン」とかタイトルがもうヒットは見込めないと配給会社はあきらめているとしか言いようのない脱力タイトルだ。 交渉人を主人公にした映画は、すでにかなり出尽くしている。交渉人ブルース・ウィルスが、人質立て籠もりの…

「フォーガットン」渋東シネタワー

うーん、予告編にだまされた。Ⅹファイルだったとは。 映画なのだからもっと納得できる終わり方にしてほしい。 TV「ER」のグリーン先生、アンソニー・エドワーズも映画だと脇役になってしまい途中退場。 ???だらけで終わる。ドーンと飛んだ刑事はどこ…

祝 ワールドカップ一番乗り!

ジーコジャパンは、苦戦するのではないかと言われてやってみればこの結果。 天晴れである。 大黒様はやっぱり幸運の神様だった。 北朝鮮戦の後半に登場から、がらりと流れが変わった。 柳沢のゴールも良かったが、大黒様のとどめの一発はオミゴト! 時間があ…

「甘い人生」新宿武蔵野館

ミニシアターとはいっても、いまだに立ち見のでる盛況ぶり、イ・ビョンホンの甘い顔は、ハードボイルドには似合わないのだが、スタイリッシュな演出でみせる。タランティーノ風の残酷描写が多いのでイ・ビョンホンファンのおばさんたちは、面食らったのでは…

週刊文春6/9号の映画評「ミリオンダラー・ベイビー」久しぶりの5人全員5つ星快挙!(1年以上なかったはず)

「クローサー」新宿ピカデリー

舞台劇の映画化。ナタリー・ポートマン、ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、クライブ・オーエンという豪華キャスト、監督は懐かしいマイク・ニコルズ。 観ていてずっと思ったことは、こんなにSEXにこだわるかよと云うこと。確かに西洋人は、言葉とスキ…

「オペレッタ狸御殿」新宿ピカデリー

80歳を超える鈴木清順監督と美術監督の木村威夫が再度タッグを組み21世紀の映像に挑む。その挑発的なこと!チャン・ツィイーとオダギリジョーという売れっ子スターを主役にしたものの、描くはレトロなオペレッタ。予想通り、いわゆる映画の巨匠の風格とい…