『トランセンデンス』新宿ピカデリー
人工知能を巡るSFは、これまでも『2001年宇宙の旅』『地球爆破作戦』『ウォーゲーム』『A.I.』等多数あり、
今年公開となった『her 世界でひとつの彼女』も同じように進化の果てを描いていることは奇遇だな。
人間の脳の意識を電脳世界に移し替えるのがこの作品の核であるが、ホラーにせずハードSFに止めたのは好感をもてる。
クリストファー・ノーラン監督の撮影監督だったウォーリー・フォスターの監督デビュー作でさすがに映像には目を見張るものがある。
しかも35mmのフィルム撮りにこだわったらしい。
ただ終わり方が何だかあやふやで引き締まらないのが残念だ。