Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

2013年の初落語は立川談春


昨年、立川談志の一周忌が明けたことで、精力的に落語会を都内で行うことを宣言。
デリバリーということで、都心というよりはお近くの都内23区の区民ホールでの独演会。
月2回、演目も半年先まで公開されている。
初回だけは、都心ともいえるル・テアトル銀座byPARCOでの二席。
「出来心」 立川春吾
「粗忽の使者」 立川談春
−仲入り−
「妾馬」 立川談春


二つ目の春吾の落語は、開口一番ではなくてトッピングだとのこと。(デリバリーだから)
「粗忽の使者」に入る前に、粗忽とは何かとの講釈。
立川流に入ってからは、、寄席に入らないのでネタ帳に書くことはないし、談志師匠は「粗忽長屋」を「主観長屋」といったとかで、粗忽という漢字が覚えられなかったとか。
立川談志は、粗忽者とは状況判断が異常に速い人間なのだそうだ。
呑みこみが早くてすぐに行動してしまう人間なのだ。
そういう談志も粗忽な人間だった。
談志の死因は、ガンではなくて睡眠薬の飲み過ぎによるものだという。
酒を飲みながら睡眠薬を飲んでいたから、とにかく喉が渇く。
朝になると、冷蔵庫に頭を突っ込んで水分を摂っていた。
そこで麦茶と間違えてウスターソースの入った瓶を呑んだとか。
談志はウスターソースがとても好きで、コロッケにとんかつソースをつけた弟子に、「価値観の共有できない人間は破門だ!」といったとか。
談志師匠の話をたっぷり語ったのは、やはり喪が明けたからなのだ。