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『喬太郎古典の風に吹かれて』紀伊國屋ホール

WOWOW柳家喬太郎ドキュメンタリーを観たが、
新作ばかりでなく古典をきちんとやりなさいとさん喬師匠からいわれているらしい。
そのような理由かは判らないが、ベテランの落語家をゲストの古典落語の会。
すでに今回で5回目である。
パンフレットに過去ネタが書いてあった。
第一回 ゲスト/春風亭一朝 「淀五郎」
柳家喬太郎 「まんじゅうこわい」「井戸の茶碗
第二回 ゲスト/柳家小満ん 「盃の殿様」
柳家喬太郎 「たらちね」「擬宝珠」
第三回 ゲスト/春風亭小柳枝 「船徳
柳家喬太郎 「粗忽長屋」「寝床」
第四回 ゲスト/五街道雲助 「夜鷹そば屋」
柳家喬太郎 「ちりとてちん」「錦木検校」
 

今回のゲストは桂南喬師匠。
南喬師匠は昭和22年生まれで、昭和38年中学卒業と同時に三遊亭金馬師匠に弟子入り。
金馬師匠の死去後は桂小南一門となり、昭和52年に真打となり「桂南喬」に
昭和60年5代目柳家小さん門下となる。
喬太郎との対談では金馬師匠からの修業時代の話が多く語られる。
金馬師匠の最後の弟子で69歳の金馬師匠が本気で16歳の弟子であっても真剣に叱ったとのこと。
直接金馬師匠からネタを教わることはなかったが、落語の世界に入ることが無上の喜びということがよく伝わった。
昭和の落語を味わった

金明竹』辰じん
『松竹梅』喬太郎 
『お見立て』南喬
−仲入り−  
『庵摩の炬燵』喬太郎
喬太郎師匠の酒を飲む按摩の仕草は絶妙であった。
この噺のあとでは居酒屋で熱燗を頼んだ。