『東京のえくぼ』京橋フィルムセンター

逝ける映画人を偲んで〜2009-2010
松林宗恵監督デビュー作。
入社試験の途中のバスでスリにあった伸子（丹阿弥谷津子）は、犯人としてぼんやりした男を警察に突き出す。
この男（上原謙）は、伸子がこれから入社試験を受ける紀伊國屋物産グループ会社の紀伊國屋文左衛門直系の７代目社長であった。
警官と婦警に小林桂樹と高峰秀子が特別出演。
柳家金語郎、古川緑波が懐かしくもあり、いい味だしている。
サイレント映画を思わせる軽快なタッチのコメディであった。
東京のロケが楽しい。
映画の中で、デパート屋上のロープウェイで停電があった。
どこかと思いきや、渋谷のハチ公像の上を行く東横デパート〜玉電ビルをつなぐロープウェイ「ひばり号」とのことだとか。
届いたばかりのキネ旬にそのことが記載されてあり。タイミング良すぎ！
監督/松林宗恵　脚本/小国英雄　撮影/小原譲治　音楽/服部良一
出演/上原謙　丹阿弥谷津子　柳家金語郎　清川虹子　古川緑波　1952新東宝（87分）

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