「SAYURI」TOHOシネマズ府中

原題が「Memoirs of a Geisha」であるように、日本には「ゲイシャ」なる男性に奉仕する素晴らしい女性集団があるぞという西洋人から見た「サムライ」「ニンジャ」と同じような珍妙なるニッポン文化の誇りを描いた（?）作品。「ラストサムライ」のように日本の美点と捉えているから、おかしくても悪い気はしない。ほとんど日本人も英語をしゃべり、時折へんな日本語が混ざるが、映画としての力はある。
芸者がチャン・ツィイー、コン・リー、ミシェル・ヨーというのも凄いが、この顔ぶれを超えられる日本の若手女優はいないだろう。
音楽が、ジョン・ウィリアムズ、ヨーヨー・マ、イツァーク・パールマンというのもゴージャス。