「ベルベット・レイン」 シネ・リーブル池袋 初日

珍しいことに朝日新聞朝刊の映画スケジュールが別の作品に間違っていた。そのせいか初日なのに客数もまばら、ちょいと寂しい入りだ。
「インファナル・アフェア」でおなじみの香港マフィアの話なのだが、香港は１９９９年に中国の一部になったわけだか、とても共産圏の国に思えない。登場人物の衣装も風俗も歌舞伎町と変わらないのが観ていて思ったこと。アンディ・ラウの立ち姿はファッショナブルでかっこよい。
肝心の映画の内容は、説明不足で分かりにくい。思わせぶりの凝った映像なのだが何のための抗争なのかわからないが、過剰な暴力シーンが多い。これは登場人物４人のつながりを隠していたことが要因なのだが、それはラストでわかる。それにしても映画のチラシの写真は反則ではないか?
アンディ・ラウの相棒役のジャッキー・チュンも魅力的。若手注目株のショーン・ユー、エディソン・チャンも悪くないが、監督がカッコつけすぎ。
「インファナル・アフェア」でなじみの役者が複数出演していて同窓会的で楽しめたが。

これが問題の・・・