川島雄三監督二本立て 新文芸坐
『特急にっぽん』(1961年/東宝、原作:獅子文六『七時間半』)
新幹線放火事件も生々しいところで鑑賞。
新幹線登場前の特急こだまの誇らしげな乗務員と珍客揃いの騒動記。
時速100キロ超で東京〜大阪6時間半の旅を共に味合う楽しさよ!
狭い車内の横移動の心地よさ。ユニホーム姿が懐かしい。
『人も歩けば』(1960年/東京映画、原作:梅崎春生)
フランキー堺のオープニングの滑らか口上から乗っせられて、どのような結末を迎えることかと思ったら、すっかり落語の世界がベースになっていたのだ。
オリンピック間近の世相と落語が身近な文化であった昭和を楽しむ。