立川談春 『百年目』
立川談春独演会 セシオン杉並
昨年より落語家30周年記念で「百年目の会」として全国を廻り、8月のシアターコクーンでひと区切りとのこと。
国立劇場はチケットを取り損ねたので、今回は高円寺まで遠征した。
セシオン杉並という会場は観易くなかなか良い。
『短命』何度も聞いている噺ではあったが、演者によって印象はまったく違ってくる。
艶笑噺の極みを魅せてもらった。
『談春半生記』どんな内容になるかと思ったら、「赤めだか」のTBSドラマ化の宣伝(?)でした。もちろん話は面白いのですが。
「ルーズヴェルト・ゲーム」の演出チームにより秋以降のスペシャル・ドラマで、立川談志がビートたけし、談春は嵐の二宮和也(自慢!)とのことで、これは期待していいのか、とんでもないものか、戸惑うばかりだ。
-仲入り-
『百年目』上方落語の演目とは知らなかった。リーフレットによれば「百年目」という最後のサゲに疑問を感じたそうだ。確かに「ここで会ったが百年目!」は仇討ちのセリフで謎である。
その謎については、説明じまい。途中でそこのところを旦那が聞くのだが、携帯が鳴り響き興がそがれた。サゲを変えて、旦那と大番頭の肩もみにもってきて、二人の絆と決別をきっぱり描き名演でした。