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Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

『お早よう』『彼岸花』2夜連続神保町シアターに通う。

特集 生誕110年・没後50年記念映画監督 小津安二郎
デジタルリマスターのクリアな音と映像で丸ごと昭和が封印されている。
初期のカラーなので人着(人工着色)の美的センスです。
緑のやかんと赤のやかんがそれぞれに配置されてました。

「お早よう」
小津安二郎監督の作品のなかで最も大笑いできる作品である。
子役の演技の引き出しはサイレント映画から得意であるが、男の子のやんちゃぶりを描くのは本当にうまい。
女の子というか娘との関係とは違い、からっとしている。
近所つきあいをめぐる高橋とよ、沢村貞子、三好栄子、長岡輝子の女優陣の競演も楽し。

S34('59)/松竹大船/カラー/スタンダード/1時間34分
■脚本:野田高梧、小津安二郎■撮影:厚田雄春■音楽:黛敏郎■美術:浜田辰雄
■出演:佐田啓二久我美子笠智衆、三宅邦子、設楽幸嗣、島津雅彦


彼岸花
彼岸花というタイトルは何だったのだろう。
お彼岸の映画でもないのだが、赤のイメージの象徴でもあるのだが・・・
後半の同窓会での笠智衆の詩吟に皆が想いに耽るシーンも理解し難い。
田中絹代の奥さんといいテレビ出現前の歌舞音曲に対する教養レベルは高いと思うのだ。
色彩の美しさと女優陣の美しさがひと際引き立つ作品だ。
それにしても、佐分利信の頑固でワンマンな親父というか家父長主義の家庭は今となっては絶滅か。


S33('58)/松竹大船/カラー/スタンダード/1時間58分
■原作:里見紝■脚本:野田高梧、小津安二郎■撮影:厚田雄春■音楽:斉藤高順■美術:浜田辰雄
■出演:佐分利信田中絹代有馬稲子山本富士子佐田啓二久我美子