『ぼっちゃん』@ユーロスペース
本年屈指のハラハラ緊張の展開に魅せられた日本映画だった。
しかも時に笑える！
脚本と演出にみごと役作りを理解した俳優たちのアンサンブルが素晴らしい！
主人公含むほとんどの俳優を知らなかったがリアルな存在感があった。
なんでこんな思考回路になるのかという、近年最も共感を得られない主人公というのも今日的でお見事。
秋葉原の殺傷事件の主人公をモチーフにしたとあるが、家族構成や過去などまったくあえて表現されていない。
創作していくうちにどんどん変わっていったように思える。
映画としては、緊張すると睡眠に陥る友人と彼女の幸せを祈らずにはいられない。
終わって場内が明るくなって見廻すと若い女性が大半なのにも驚いたなぁ~
