Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

みなと毎月落語会 志らく・喬太郎 二人会

「千早振る」 立川らく次
時そば」 立川志らく
「寝床」 柳家喬太郎
−仲入り−
幇間腹」 柳家喬太郎
「紺屋高尾」 立川志らく


立川志らく柳家喬太郎、共に一人でも大人気で集客できる二人の落語会。
志らく曰く、「後輩とばかり組んでいる。立川志の輔は人を気狂い扱いにして逃げ回っている。たまにあるのが桂歌丸師匠ぐらい。」なのだそうだ。
らく次の「千早振る」をこんなつまらない噺といいつつ、自分もポピュラーな落語「時そば」を演ずる。
トリでは、「紺屋高尾」を演目とした。
「紺屋高尾」は、家元の立川談志が亡くなってから解禁されたといっていたが、志らく版は人情噺ではなくお笑い版となっている。
解禁した理由には触れなかったが、ちょうど1年前談志が亡くなった直後、死去を知らずにこの会で「鼠穴」と「疝気の虫」を演じた。
談志の十八番のネタを演じたことで、誰よりも先に追悼落語をおこなったと述べた。


喬太郎は、冒頭にそばを食べる仕草で、対抗して受け狙い。
立川流は、稽古が厳しく、歌舞音曲ができなければ昇格できないが、自分の所属する協会はぬるま湯ですという自虐的なマクラから「寝床」。
仲入りの後、二つ目時代に吉原の落語会に通ったことがあり、吉原大門のバス停で降りることが恥ずかしくてなど、ちょっと前の吉原にふれる。
最近、奥浅草の周辺を散策したばかりだったので、自分としてはタイムリーなマクラだった。
マクラから太鼓腹の身体を張った「幇間腹」につながる。