『アルゴ』 丸の内ピカデリー
本年屈指の面白さを見せつけたアメリカ映画でした。
80年代初頭のビックリな面白ネタ。
イラン革命に巻き込まれた大使館員をCIAの局員がSF映画のロケーション隊をでっちあげて救出する。
反米感情のイラン国民のリアルな怒りは、現代に繋がるアメリカの問題として見ることが出来る。
バレたら即処刑というサスペンスの持続の旨さと緊張の間に挟まるユーモアのバランスがお見事!
脚本がもちろんいいのだが、主役兼監督のベン・アフレックがハリウッド映画の王道ここにありという風格。
ベン・アフレックって本当に才能があったんだ。
クリント・イーストウッドを目指すのか!
彼の後ろにオスカー像の影が見えた!
アカデミー賞レースには大歓迎で迎えられるのではないかい。