Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

『プロメテウス』Tohoシネマズ府中

大ヒット映画の人気にあやかった前日譚を映画は多いが、『エイリアン』シリーズの第1作が傑作であり、謎が多かっただけにその回答が観られるのかという期待が大きかった。
第一作の監督であるリドリー・スコットが、再び取り組んだだけあり面白い作品となっていた。
まずはビジュアルにこだわる監督だけに、映像が素晴らしく映画の進化を感じた。
舞台が21世紀の後半という近未来となっていて、現在のハイテクガジェットの延長がそこにあるようなリアルな映像表現となっていて見事である。
中盤で映画の見所になる医療ポッドの活躍には、SFマインドが溢れていてしびれる。
また、リドリー・スコット監督は、もう一本の傑作『ブレード・ランナー』を生み出したが、この作品の世界観ともつながっているという妙薬もこっそり含ませていた。
結局のところ、第1作の謎からの回答は、ほんのちょっと描かれているだけで、謎は謎のまま残された。
これは新たな新シリーズの始動とみた。
以下はネタばれに直結だが、今後の更なる謎の伏線として記載する。

―――――ネタばれ注意!―――――
・人類の起源を描くテーマのヒントは、冒頭から描かれているが、人類は実験的に作られた?
・エンジニアは神ではなく、人間と同じであり、創造主(神)は、別にいる?
・人間=エンジニアは、アンドロイド(レプリカント)の生みの親であるが、アンドロイドも共に創造主は誰であるかを追求する。(『2001年宇宙の旅』のHALLと同じか)
シャーリーズ・セロンの演ずる管理者メレディスの存在はなんだったのか?あまり存在感のない役柄ではあったが、アンドロイドであった可能性は大である。
・アンドロイドのデビットはなぜエイリアンの卵の存在を知っていたのか?なぜ船内に密かに持ち込んだのか?
・エイリアンは究極の完成した生命体なのか?そしてこの危険な生命体を積んだエンジニアはなぜ地球を目指すのか?
・創造主の姿はイカのような姿をしている?
さまざまな新たな謎は次の作品に引き継がれていくであろうと思う。
金色のガチョウ(エイリアン)は、金の卵を産み続けるのだ。

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