イッセー尾形の一人芝居を観るのは十数年振り。
演目スタイルがまったく変わっていない。
還暦公演とのことで、何百人の人間を描いてきたのだろうか?
今回の人間カタログは、以下の通り。(順不動)
?電車の中のОL
?昼休みにスポーツに励む職場を冷ややかに眺めるお局
?保険セールスレディ
?博多から東京に営業にきたおじさん
?部長宅に部下を連れて訪問した課長
?田舎のおじいさん
?ハワイアンを唄うウクレレのおじいさん
落語のようであって、落語のようなストーリーがあるのでもない。
落語のように登場人物の演じ分けがない。
観客は、登場人物の傍観者となる。
身近にいるおかしな人間の行動。
クスクスとは笑えるが、大笑いはできない。
唯一無二の演劇パフォーマンス。