Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

オレの師匠はこの人だと言える人生は素晴らしい

コーマン帝国新宿武蔵野館
名著でもある自伝『私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか(How I Made a Hundred Movies in Hollywood and Never Lost a Dime)』が、日本で出版されてからすでに20年たつが、80歳にして今だに現役プロデューサー、しかも製作スタイルをデビューから変えていないロジャー・コーマン翁に拍手喝采!
現在のおだやかな顔つきはなんともいえない品位がある。

映画づくりは徒弟制が一番というのは、アメリカも日本も同じで映画製作の現場が学校だった。
マーティン・スコセッシジョナサン・デミロン・ハワード、ジョンセイルズ、ゲイル・アン・ハードピーター・ボグダノヴィッチアービン・カーシュナージョー・ダンテ
ジャック・ニコルソンロバート・デ・ニーロデビッド・キャラダインピーター・フォンダブルース・ダーン等々のコーマン学校の門下生が続々証言。
オレの師匠はこの人だと言える人生は素晴らしい!
だから映画に出てこなかったフランシス・フォード・コッポラジェームス・キャメロンは取材ができなかったのか、拒否されたのか?
気になるところ。

この映画で唯一残念なところは、クライマックスをアカデミー賞にもっていったところ。
ハリウッド・メジャーが仕切るアカデミー賞は、インデペンデントにとって対極にあるところ。
インデペンデントの帝王のロジャー・コーマン翁にとってアカデミー特別功労賞は皮肉じゃないの?
コーマン・スクールの卒業生がはしゃいでいたけれどね。
パーティーでは、スピルバーグが寂しそうに、羨ましそうにしていたが、コーマン翁後の玉座はスピルバーグ帝が納まるのだろうな。

私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか―ロジャー・コーマン自伝

私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか―ロジャー・コーマン自伝

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