マキノ雅弘と伊藤大輔と作風は違うが仇討ちが二重構成になっていて武家社会の不条理をとことんあぶり出す。
共に1950年代後半の作品で保守的な主従関係が美徳の封建主義が忌み嫌われていた時代だったとよくわかる。
『仇討崇禅寺馬場』
殿の采配の間違いの発端にすべての歯車が狂っていく。
大友柳太郎の狂気の眼力にシビレました。
仇討ちのクライマックスを驚きの展開に持っていく当時の映画界のレベルの高さに満足です。
『下郎の首』
(ネタばれ御免)
予備知識なく観たので仇討ちものの定石を裏切る展開に満足。
田崎潤の無念の犬死(文字通り)には、来るべくヌーヴェルバークやニューシネマの登場より早く描かれている。
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