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柳亭市馬&立川志らく二人会 第30回新文芸坐落語会 

前座が柳亭市也の『元犬』
先日、三鷹立川志らく独演会での一席だった。
志らく登場ではやはり三鷹でこの噺のオチを間違えたことを冒頭にひとこと。
二人会ではそれぞれ一席づつとなっていたが、志らくは短い噺だが『長短』『時そば』の二席を全身落語できっちり。
家元の立川談志亡き後、なぜかここのところ連続して高座を観ているが、他の落語家を凌ぐ凄味を感ずる!
立川談志の狂気を引き継ぐと自ら云っているが、何か憑依したのか、過激で饒舌な表現とテンポの速さに観ていて気が緩めない。
仲入り後、市馬はのんびりおおらかな『二番煎じ』、時折得意ののどを生かした都々逸をいれる。
演目終了後は、市馬&志らくの座談会。
流派を越え気心の知れた同好の志なので話も弾む。
昨年、二人で東京で行った昭和歌謡ロマンを調子に乗って金沢でやって大ひんしゅくだったとか。
市馬師匠は落語協会副理事長だが、志らく師匠は立川流が理事会制度を発足し理事になったとのこと。
なんとなく早くも落語界の変動を感じました。
志らく師匠は5月に自分の劇団ダニーローズで談志追悼の芝居『談志のおもちゃ箱』を気合いを入れて行うと宣言。
何としてでも行かねば!