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映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

立川志の輔独演会 三鷹公会堂

三鷹市芸術文化センターの落語会は三多摩地区の中では最も充実している。
人気の噺家を定期的に押さえている。
最近の星ホールでの予約は会員でも手に入れるのが難しくなっている。
さて、この立川志の輔独演会も往復はがきの抽選だった。
三鷹市公会堂は900名ほどの座席数だが1回昼公演のみ。
この公会堂も年内で遂に取り壊されて改築されることになったと志の輔師匠。
座席の狭さと硬さが格別で、いまどき珍しく貝殻を広げたようなこのホールともお別れか。

《演 目》
「子ほめ」 立川志の太郎
「親の顔」 立川志の輔
−仲入り−
「中村仲蔵」立川志の輔

今回の志の輔師匠の演目は過去に何回か聞いたもの。
「親の顔」は今大学4年生になった息子が小学生だったとき創った噺と紹介があった。
テストの採点を巡って解釈次第で答えはひとつではないと皮肉ったお笑いであるが、これはもはや古典の領域。
「中村仲蔵」は、落語と歌舞伎の違いから入って、歌舞伎の忠臣蔵の解説をいれつつ芸のパイオニアのお噺。
芸を極める孤高の精神という感動がじわじわ伝わってくるのだが、これって志の輔師匠の落語に対する姿勢でもある。
これで志の輔落語を初めて聴いた人は、凄い!と落語ファンは増えていくのだ。
それにしても1時間30分の長さとは驚きだった。

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