Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

『浪花ぶし 澤孝子の世界』博品館劇場

明治から昭和にかけての大衆文化に興味を持ちつつある。
浪花節は、庶民が普通に接して、娯楽として親しんでいた生活を想像すると楽しい。
そんなわけで、柳家喬太郎師匠がゲストの浪花節を聞く会であった。
澤雪絵さんの「夢の女」。 
夫が出張先で雨が降ったので、居酒屋に駆け込むと美人女将がお酒を注ぐ、
呑みつけない夫は、気持よくなってウトウトとして泊ってしまう。
妻はそれに嫉妬し、止めてくれと義父にお願いするが、実はそれは妻の膝枕で寝た夫の夢の世界であった。
落語のネタでもあるが、映画「インセプション」(!)のような浪曲である。
若い女性浪曲師は、語り口もソフトで良いものであった。
美人曲師の佐藤貴美江さんもイキでカッコいい!(普通は隠すらしいが観客サービス)
喬太郎師匠の落語は、いつもとは控えめな「お菊の皿」でした。
その前の喬太郎師匠と澤孝子師匠とのトークは良かった。
前座の時にお会いしたエピソードを披露し、
浪花節の世界を引き出してくれた。
浪花節にも関東流と関西流があるのか。
おまけに美人曲師の実演で違いも聞けた。
澤孝子師匠のこぶしは登場から格上でただならぬものを感じた。
「徂徠豆腐」という落語ネタでもあるが、声が会場に響き渡る。


ところが、喬太郎師匠の落語の始まることから、いやな予感がしていたが、腹立たしい事態になった!
前列端にいた男が落語にも浪曲にも興味なく、上演中チラシやパンフなどめくっている。
全く集中出来ず鑑賞妨害、演者にも失礼だ!(怒) 
終了後、取っ捕まえようと思っていたが終了前にチラシと空缶を散らかして逃亡(怒)(怒)(怒)
なんで全く興味のない人間が紛れ込んでいるのが不可解!
チケットの販売方法に問題があるのか?
団体券でもばらまいているのか!
博品館劇場は、以前にも音響トラブルで不快な思いをした。
今回も照明チラつきがトラブルぽかった。
博品館劇場は、私にとって鬼門である。


澤孝子/澤雪絵/佐藤貴美江(曲師) ゲスト:柳家喬太郎
浪曲の世界へようこそ! 鈴々舎風車
泉明寺さやか:「夢の女」  澤雪絵
対談 孝子・喬太郎 
落語「お菊の皿」  柳家喬太郎
―仲入り―
池上勇:「徂徠豆腐」   澤孝子

にほんブログ村 演劇ブログ 落語へ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村