Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

『還ってきた男』@神保町シアター 

川島雄三監督デビュー作「撃ちてし止まむ」というクレジットのみ。
昭和19年とあるから終戦前年だ。
南方から還ってきた軍医とこれから国のため南方へ行く女教師と新聞記者。
お国のため名古屋の軍需工場へ引っ越す家族。
(この家族はレコード店をしていて、店内にシューベルトの死と乙女のポスターが貼ってある。)
国家総動員だなぁとわかる。
今回の企画は、集英社創業85周年記念企画「コレクション 戦争×文学」刊行記念ということで、この脚本は『夫婦善哉』の作家、織田作之助
川島雄三織田作之助とは親交があったそうで、『わが町』も日活で映画化している。
戦争末期なのに軍人はほとんど出ず、佐野周二が見合い相手の田中絹代やハワイから引き揚げてきた三浦光子などと関わるお話。
このほのぼのとした流れは、松竹体質ゆえなのか監督のたくらみなのか?
監督:川島雄三 原作・脚本:織田作之助「清楚」「木の都」1944/松竹大船(68分)
出演:佐野周二田中絹代、三浦光子、笠智衆、文谷千代子、草島競子、日守新一
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