『荒木又衛門 決闘鍵屋の辻』
京橋FC/生誕百年 映画監督 森一生
白塗りの三船敏郎が登場し、決闘鍵屋の辻で仇討。相手は36人バタバタと斬り倒す・・・
これは講談の世界で本当は真相はこんなところであろう・・・
という始まり、この作品は、実際に真剣でもって生死を賭けた仇討をしたなら、真実は違うだろう。
リアルな武家社会の仇討を追及して面白い。
脚本は黒澤明なのだから、『七人の侍』(1954)の創作につながっているのだな。
緊張感に馬の足音で高めていくなど、映画ならではの創意工夫があるのが心地いい。
観ていて気になったのは同趣向の『真昼の決闘』のこと。
調べてみると両作品とも1952年公開。
これは偶然なのか?
監督/森一生 脚本/黒澤明 撮影/山崎一雄 美術/松山崇 音楽/西梧郎
出演/三船敏郎・志村喬・片山明彦・小川虎之助・加東大介・高堂国典・千秋実
東宝1952
荒木又右衛門―「鍵屋の辻の決闘」を演じた伊賀の剣豪 (PHP文庫)
- 作者: 黒部亨
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/07
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