Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

「127時間」TOHOシネマズ府中 

はるか昔になるが、登山に夢中になり、月に何度か一人登山をしていた。
人の通らぬ山道で、ここで遭難したら、どうサバイバルしていくか思いながら歩いていた。
この映画は、まさにその実話で、誰も行かないような岩場で、落石により腕が岩に挟まり動けなくなったらどうしたか?
生き抜いたということは、最後に究極の選択をする。
ということは、映画をみる前から想像していた。
誰も助けの及ばない遭難は、その究極の先にはスーパーナチュラルな世界に入っていくのかな。
人智を超えたサバイバルは、何者かに生かされているということに気がつかされるようだ。
究極の選択を決断したのち、今を生きる、生かされているということに気がつく!
映画では、回想や幻覚が頻繁にテンポよく挿入されているので、飽きさせない。
主人公が一人称で出っぱなしだが、楽天家の好青年なので好感がもたれる。
演じたジェームス・フランコは、この演技でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。
スパイダーマン」シリーズのあの根暗な親友とは知らなかった。

遭難映画は、当然ながら壮絶な内容のものが多い。
最近では「アイガー北壁」「運命を分けたザイル」などもいつまでも記憶する。
助けを呼べども誰も助けてくれない。
それなのになぜ山に登るのか?
昔、ミニヤコンカ奇跡の生還と言われた松田宏也さんが、凍傷により両足首、両手の指を失ったのに登山しているのを目撃して衝撃を受けたことがある。

※松田宏也(マツダヒロナリ)
1955年、大分県佐伯市生まれ。1978年、同志社大学経済学部卒。大学時代に山岳同好会に所属し、アラスカ・ヘイズ山遠征などの登山経験を積む。1978年、日本ペイント株式会社に就職。1979年、市川山岳会に入会。1982年、同会のミニヤコンカ(中国:7556m)遠征に参加し、菅原信隊員とともに頂上に肉薄するも荒天に遭遇。下山を決意してから19日後に奇跡の生還を果たす。凍傷のために両足、両手指を失うが、約500日の闘病生活の後に日本ペイントに復職

ミニヤコンカ奇跡の生還 (ヤマケイ文庫)

ミニヤコンカ奇跡の生還 (ヤマケイ文庫)

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村