Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

追悼・高峰秀子アンコール 新文芸坐

秀子の車掌さん」(1941)
「花籠の歌」(1937)
「秀子の応援団長」(1940)

高峰秀子の少女時代の3本立て。
戦前の映画だが、これから戦争が本格化していく中なのにモダンで明るい雰囲気にハッとする。
デコちゃんのアイドル映画であるが「秀子の応援団長」においては、まさに太平洋戦争前年なのに、あまりにも明快、明朗で風刺も効いていて、しかも敵性スポーツのベースボール賛歌である。
秀子の家庭は、明らかに軍需による景気で成りあがった鉄工所の社長なんだけどなぁ。
ああ観終わって笑いながらも涙が出てきた。
そういえば最初に観た「秀子の車掌さん」も車掌勤務から帰ってくれば、秀子が一生懸命仕事をしたバスは売り払われている運命なのに健気だなぁ。
この終わり方はなんとも暗示的です。