2011-04-16 ■ 「ろくでなし」 神保町シアター 松竹ヌーベル・バークの旗手のひとり、吉田貴重監督のデビュー作。 公開当時「勝手にしやがれ」の類似を指摘されたとあるが、「太陽がいっぱい」の関係にも似ている。 虚無感と階級社会は現在の格差社会とも似ており興味深かい。 津川雅彦は裕次郎の出現で松竹に移って、若いころは不遇と言われているが、大島渚の映画とかこの作品とかクールに屈折していていいな。 1960 松竹 監督・脚本/吉田貴重 撮影/成島東一郎 音楽/木下忠司 出演/津川雅彦 高千穂ひづる 川津祐介