「ウオール・ストリート」新宿ピカデリー
「ウォール街」(1987)の23年振りの続編
タイトルが同じであるが原題はWall Street: Money Never Sleeps
第一作のインサイダー取引で自滅したゴードン・ゲッコーがシャバを出てカンパック。
世の中は金融業界の巨大なマネーゲームでギャンブル化していた。
いずれはサブプライムローンで破綻していくのだが、オリバー・ストーン監督の視点はプレプレ。
この監督の本質はアメリカへの愛国心。
どんなに苦境にあっても世界の中心であるアメリカは揺るぎないというアメリカ原理主義。
娘の和解を得るため、娘婿の新エネルギー技術への投資などという唐突な結末など呆れてしまう。
ストーン監督の親父はウォール街の投資家だった。
エリート層の家庭であったが反目してベトナム戦争に従軍した。
金融市場を動かす長老(イーライ・ウォラック!)に父親の視線あり。