Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

プラネタリュウム・岡本太郎・ウルトラマン

solaris582006-09-24

自転車で散歩。
向ヶ丘遊園駅の先の生田緑地公園に行く。
昔懐かしい古風なプラネタリュウムが川崎市の市営で運営している。
大人200円(子どもはタダ)で入ると双眼鏡を貸してくれた。
木星やアンドロメダ星雲など双眼鏡で観るとちゃんと形があり面白い。
満席状況でにぎわっており、行政の充実感が伝わり快い。
ここにある民家園も規模と整備も行き届いており素晴らしいと思う。
今回は、岡本太郎美術館に初めて入る。
巨大なオブジェのあるこの美術館は気になっていた。
岡本太郎の「太陽の塔」を代表とするような埴輪のような奇妙なデザイン。
原色中心で動きのある生き物のようなシュールな絵画類。
原始的なイメージ。
芸術は爆発だ!」を思い出させる60年代の代表的な奇才岡本太郎の世界が満載。
圧巻はメキシコのホテルの新築に依頼された「明日の神話」(1968)の原画。
―この絵をもとにホテルに巨大な壁画を製作したが、ホテルは完成せずに倒産した。
その壁画は30年以上行方不明になっていたが発見され、今年修復が完了し夏に都内で公開された。―
原水爆をモチーフに原水爆の爆発から人間の再生や生まれ変わる力強さを描いたとされる、その想像力と発想の大胆さに圧倒される。
岡本太郎の風貌は北野たけしにそっくりだ。
同時開催で「ウルトラマン伝説展」を開催していた。
ウルトラマンの風貌も神話(埴輪)的で岡本太郎のデザインと共通するものがある。
また、60年代を代表するビジュアルデザインとしてもマッチングする。
ウルトラマンは今年誕生40周年なのだそうだ。
美術館なので、「ウルトラQ」「ウルトラマン」などの怪獣たちのデザインを手がけた成田亨氏と造型の高山良策氏の仕事を取り上げていた。
ガラダマ、バルタン星人アントラーレッドキング、ぺスターなど今でもなお新鮮で斬新な怪獣たちのデザイン造型を閉館時間までみる。
本日が展示の最終日であった。