志の輔らくご in PARCO Vol.10

〜其の壱〜初日　パルコ劇場
年の初めの落語は志の輔らくご。
パルコ劇場で９年落語をやってきて、10年目は、その10周年記念として3席4プログラムを一ヶ月かけて行う。なんと1万2千席という志の輔師匠の野望。
2席はパルコ劇場で演じたリバイバル、1席はお楽しみ。今日はその初日で客層を探っている感じだった。3席目の時、本題にはいるところで観客から余計な突っ込みが入りタイミングを外して困るひとコマもあった。
―演　目−
「はんどたおる」　　CDで何度か聞いた噺だが、ズレた妻だが、夫も常識的でいて実はズレているところが可笑しい。
「ガラガラ」　　商店街での福引の噺。当たりの数についての疑惑はあり得ると思うネタ。隠し事が発覚した時の対処にハラハラ。対処を間違えるととんでもなく事を大きくしてしまうという落ちに時事性を感じました。
「宗萊の滝」　　破門された弟子という噺では、昨年紀伊国屋ホールでの「抜け雀」が素晴らしかったのだが、今回同じような内容で比較すると展開がいまひとつに感じた。
終わってから、劇場内でガラガラの福引をやったが、前の人が一等の座布団が当たり、自分はスカ、今年もくじ運は悪いか!