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 立川談志独演会 三鷹市公会堂

立川談志師匠は、昨日70歳の誕生日を迎えたそうだ。
立川流家元の70歳台初のの記念すべき高座を楽しめた。
相変わらずもう間もなく死ぬという老いと死のこだわり。
「死ぬことは恐れないが、死ぬまでが怖いのだ」という正直な言葉だ。
ビートたけしの言動とも似ている。
独演会なので噺二題。
「蔵前駕籠」「紺屋高尾」
入る前のまくらが、好きなジョーク連発と家元ならでは薀蓄。
危ない下ネタジョークから観客に11歳の子どもがいたことから子どもネタジョークに切り替えて冴えまくり。
「紺屋高尾」は郭噺だか純愛もの。誰の作品なのだろうか? おいらん言葉が方言を隠すための言葉というのも薀蓄だ。
今夜は、客層が良かったのか、家元は言葉で言うのとは裏腹に至って元気なように思えた。
三鷹市公会堂は、いまでもよく残っているなと思えるような昔懐かしさを覚える老朽化した建物だった。シェル貝のようなホール構造はなかなか味がある。