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「南極日誌」渋谷・アミューズシネマCQN

初めて入る劇場。少し渋谷から離れたところにあり建物の8階というのも少し不便だが、渋谷の立地はいかがなものか。「南極日誌」は、封切り間もない作品なので、混んでいるかと思ったが、平日でもありガラガラで寂しい。
見終えて感じたことは、南極とはこの同じ地球にありながら、全く別な惑星であること。昼が半年続くと夜が半年続くというのは、改めてこの地球とは思えない。
人類は宇宙を目指して飛び出したが、南極の奥地を目指そうとはしない。
前人未踏という意義を目的とした隊は、白魔の世界に囚われて次第に狂気を帯びていく。
主演の隊長扮するソン・ガンホは本当に惚れ惚れするほど味のある名優だ。頼もしい隊長から狂気囚われ変貌していく演技はすごい。
監督のイム・ピルソンは、この作品が長編デビュー作ということで韓国の底力を見せつける。