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映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

「第92回調布寄席

怪談噺「眞景累ケ淵」の世界 林家正雀
〜第2夜〜「深見新五郎」「豊志賀」
調布市グリーンホール
第2夜といっても1年ぶりの続き
怪談噺「眞景累ケ淵」は、因縁ものとして延々と続くのですべて聞くのに何年かかるのだろう。
1年も経つと前回の「宗悦殺し」は忘れてしまったが、凄惨な殺し場面と死体発見の長屋のコミカルな描写が印象に残った。
第2夜、「豊志賀」は、今回も照明を落とした蝋燭での演出、林家正雀師匠の噺にたっぷり浸る。新吉がお久に豊志賀を見捨てることを喋ったとたん、お久の顔が豊志賀に変わる。
この瞬間、お囃子が…グットタイミングの音響効果で肝を冷やす。
夏の夜の怪談噺は乙なものです。
−番 組− 
おわりに演目が掲示されていなかったのが残念。
開口一番  春風亭朝也 
与太郎噺を元気よく
落 語    林家彦丸 
正雀師匠のお弟子であるが親子でもあった。親に似て生真面目。
「深見新五郎」 林家正雀 
動きのある瞬間の表現がつくづくうまいと思います。
お楽しみ  笑福亭鶴光 
ラジオでおなじみの鶴光師匠。初見。上方落語も楽しい。演目が知りたかった。田舎者の一紋無しが、宿屋に宿泊し、大金持ちを装い大法螺を吹く、宿屋の主人から全財産の50銭で富くじを買ってしまう。その富くじは…大いに笑わしてもらいました。
仲入り
大神楽 鏡味仙花・翁家小花 
若いのでハラハラさせるのも芸のうち。二人お手玉はなかなか華麗でした。
「豊志賀」 林家正雀
前回同様、噺の後に、かっぽれを踊るのはご愛嬌。
それにしても、お年寄りが多かった。年齢平均75歳くらいか?