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嗚呼! キャサリン・ロス

 WOWOWで放映されたポール・ニューマンの伝記ドキュメンタリー「ポール・ニューマン 永遠のクールハンド」を観る。
 ポール・ニューマンといえば、ギリシャ彫刻のようなルックスとブルーアイで、ハリウッドで最も成功し、尊敬される俳優である。
 若き日より順風満帆なハリウッドスターと思いきや、意外と挫折もしている。スクリーンデビューでは、「エデンの東」で同じアクターズスタジオのジェームス・デーンと主役を争って敗れている。いっしょにスクリーンテストしているシーンが貴重だった。
 作品選びも慎重にしているが、失敗もしている。芸能記者も大嫌いなようだ。
 アカデミー賞でも主演男優賞は「ロード・トゥ・パーディション」まで8回もノミネートされたのに1回しか獲れていない。それもほとんど同情的な「ハスラー2」だ。
 それでも、ポール・ニューマンは、映画の主人公さながら、クールで反骨精神あふれ、ユーモアやジョーク好きで、素晴らしい人生を歩んできたとこの作品は描く。
 若き日の「傷だらけの栄光」「ハスラー」から円熟期の「明日に向かって撃て」「スティング」「タワーリング・イン・フェルノ」を経て「ロード・トゥ・パーディション」の80歳(1925年生)の現在までを振り返ると、人間は年をとっていくものだなと感じいってしまう。
 なかでもキャサリン・ロスの登場には驚く!大きな瞳は変わらずだが、さすが・・・。撮る方も遠慮してなのか2カットしかインタビューに出ていない。(1カットは敬意をこめてラストに)
 長男のドラッグ死をきっかけに麻薬撲滅運動など社会福祉活動もりっぱに行っているが、有名なボランティア活動の一つとして、「Newman's Own(ニューマンズ・オウン)」ブランドがあり、売り上げの全利益をチャリティー寄付している。この活動は俳優生活以上に成功を収めている。このドレッシングは、ぜひ購入してみたい。
http://www.newmansown.com/