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ザ・インタープリター

ニコール・キッドマンの「ザ・インタープリター」を観る。
日本が(というか小泉首相が)常任理事国入りを熱望している国連が舞台のサスペンス・スリラーだ。
国連が舞台といえばヒッチコックの「北北西に進路を取れ」を思い出す。
インタープリターは通訳という意味だ。(英語力がないと意味が判らん!)二コール・キッドマンが国連の通訳のキャリア・ウーマンということで颯爽としているかと思ったら、要人暗殺の会話を聞いてしまい、おびえるのだが本人自身も訳ありの過去を持つという設定。
訳ありの事情を隠して国連の職員になれるのかということと要人暗殺の設定がどうしても弱い。
サスペンスでは、ニューヨーク市内ロケのバス爆破のシーンがヒッチコック的で良かった。ショーン・ペンは、奥さんが最近亡くなったことでグヂグチしている人物なのだが、キッドマンとのからみではあまり生かされていない。9・11テロの犠牲者であるならもっとわかり易かったのでは。
キッドマンは、やはりニューヨークがテロの舞台になる「ピースメーカー」でテロリストを「撃って!撃って!」と叫ぶ物理学者の方が似合っていた。
クローズアップになっても、まだ皺一つない美しい透き通った肌の二コール・キッドマンを見れるだけでも良いとしよう!
そういえば、劇中でキッドマンの顔が傷つくシーンがある。美女は何かと顔を変えたがるのか前作「めぐりあう時間たち」でもつけ鼻をしたり、元夫のトム・クルーズも「オープン・ユア・アイズ」という不思議な映画で顔をグチャグチャにしていました。