Like a bird, like a cat, like a fish?

映画・落語・写真・ダイビングを中心としたお気楽人生ブログです。

ハウルの動く城

ハウルの動く城」をようやく地元の映画館で観る。
う〜ん、評判ほど悪い出来ではない。
宮崎駿監督の不思議・異界ワールドは健在で動く城が象徴している。
今回も異界に連れ込まれた少女が、仲間と擬似家族をつくって守るべきものを守り尽くしていくストーリーだ。
しかし、登場人物たちの背景が、あまりにも説明不足。
ハウルは何者?なぜ戦争に加担する?守っているのか?攻撃しているのか?
荒地の魔女はなぜソフィーをおばあちゃんにしたのか?
マルクルはなぜハウルの弟子になったのか?
カブ頭のかかしはなぜ案山子になったか?
カルシルファーは何者?
サリマンは戦争を指揮する黒幕?
ファンタジーの世界だから想像力を働かせというのか?
風の谷のナウシカ」のような世界観は今回は少し薄いように感じた。
オリジナルではなく、児童文学を原作にしたからなのか?
千と千尋の神隠し」では、日本的な風土とオリジナリティを世界に知らし占めたが、今度の宮崎アニメはどこまで広がるのか。